ライの検査結果Part2

先日ライが検査した大学病院は
国立東京農工大学 動物医療センターでした。

東京とは思えないほど緑豊かな環境の中に
その病院はあります。

自宅から常磐道⇒首都高⇒中央道と乗り継いで
2時間ちょっとでたどり着きました。

久しぶりに大学のキャンパスの雰囲気をライと味わいながら
医療センターへ向かうと途中ヤギの皆さんに出会いました。
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初対面のヤギさんと挨拶するライくん。どんな話をしたんだい?



















程なく医療センターに到着
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思ったより質素な雰囲気の佇まいです。

受付を済ませ待合室で待機していると
他にもたくさんの犬種のワンちゃん達が
診察を待っていました。

ここは獣医からの紹介状がないと診察してもらえないので
みんなそれぞれ大変な病気を抱えているんだろうなと
思いつつ辺りを見回していると同じゴールデンの子が外で
つながれていました。
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この子も心臓病を抱えているそうです。他の犬が苦手なので外で待機中とのこと。
残念ながらライと挨拶はできませんでした。













そうこうしている内にライの順番が回ってきました。
担当してくださったのは田中綾(リョウ)先生という
獣医学科の准教授をされている循環器科専門の先生です。

ライの症状についてヒアリングを受け
さっそく検査に入りました。

2時間にわたる検査の末、先日の通り診断結果がでて
肺高血圧症とそれに伴う心臓への影響について
ディスプレイに表示された超音波検査の動画と
ホワイトボードを使った図解を交えてとても丁寧に
ご説明いただきました。

あれだけ徹底的に調べても解からなかった
発作の原因が、専門医師の手にかかれば
こんなにもあっさり解かってしまうものかと
説明を受けながら驚きと喜びを隠せなかったです。

それだけ、説明の内容も専門家ならではの実力と知識に
裏打ちされた納得のいくものでした。

日本では、獣医の専門医制について議論されていますが
今回の件でその必要性を強く感じた次第です。

今回お世話になったこの東京農工大 動物医療センター
地元の病院の先生から「心臓病の権威がいらっしゃる」ということで
紹介していただきました。

正直そのときは「ふーん」という程度の感想しか
持たなかったし、検査を受けるべきか迷っていたくらいです。

後で調べてみると循環器科の山根義久先生といえば
「獣医界のブラックジャック」とも呼ばれ
二歩先をゆく獣医さん」という本でも紹介されている
心臓病のスペシャリストであることが分かりました。

今回は山根先生の診断を直接受けることはありませんでしたが
病院でお見かけした実物の先生は、手塚治虫の漫画にでも
登場してきそうな、白髪交じりのいかにも動物のお医者さんといった
風貌の先生で、見た瞬間ただ者ではないという
オーラが漂っていたのですぐに分かりました。

きっと今までも多くのかけがえのない命を救って
また、失ってもこられたのだろうと思います。

思えば、ライのように原因が解からないからといって
すぐにこのような病院を紹介してもらえるだけでも
幸せなのかもしれません。

ネットで調べていると、いろんな病院を転々と回った末に
藁にもすがるような思いで辿り着いた方もいらっしゃるようです。

原因もはっきりしないまま、安易に断定的な診断をして
病状に合っているかもわからない高い薬を処方するような
病院ではなく、解からないことは解からないと正直に言って
専門的な設備が整っている病院を紹介してくれるところのほうが
信頼の出来る病院ではないでしょうか。

そうすることで大学病院から病状と診療方針についての
フィードバックを受けられるわけですから、地域医療の底上げにも
つながるのではないかと思います。

ライに処方された薬も地元の病院では取り扱ってなかったので
取り寄せてもらうことになりました。
いつかそれが他の子にも役立つ日がくるかもしれません。

それよりも・・・ ライパパは毎月の薬代をせっせと稼がないとね(汗)
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by yoshikun_lai | 2007-05-16 23:03 | ライの日記
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