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ライの余命

ライのお腹に腹水が溜まるようになりました。
昨年の年末に摘出した悪性腫瘍が内臓に転移したものと思われます。

肝機能の低下や腹膜の炎症など内臓全般の機能が低下していて、多臓器不全に近い状態となっており、もって1ヵ月だと言われてしまいました。

予兆は幾つもありました。
先週の半ばころから水をやたらとジャブジャブ飲むようになりましたが、猛暑のせいだと思っていました。同時にお腹まわりが太くなってきていることにも気付いていましたが、もともと横幅が広い体格だったこともあり、少し太ったかなと思った程度でした。
そして、土曜日の朝ご飯の時に、いつものようながっつきがなく3分の1程度しか食べなくなって、これはおかしいとようやく病院に連れて行きました。
もっと早い段階で気付いてやれなかった自分が情けないです。

利尿剤や抗炎症剤、強心剤を混合した注射を2本皮下注射して、夜中に2時間おきにおしっこで水分を排出して、少しだけ回復が見られるようになりました。
食欲も戻ってきて、いつも与えているバーフダイエットをおいしそうに食べてくれています。
でも、大好きな豚耳や鶏のトサカなどの固いおやつは食べれられなくなってしまいました。
後ろ足も力が入らなくなり補助ハーネスがないと立ち上がれないことが多くなってきました。

心臓も体力も弱っているライに治療方法の選択肢は限られています。
もうライの体にメスを入れるつもりもないし、副作用の強い薬も使わないつもりです。
ライが動ける間に楽しいことをして、できるだけ一緒の時間を長く過ごそうと思っています。

覚悟していたこととはいえ、夜になると毎晩勝手に涙が流れてしまいます。
でも、ライはいつものつぶらな瞳で僕のことを見つめてくれています。
彼は生きることだけを考えてがんばってくれているのにメソメソしている暇はないですね。
今まで何度も見せてくれたライの強い生命力を信じて、これからもできる限りのことをしていくつもりです。
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腹水が溜まる前の写真です。
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今日撮った写真です。
by yoshikun_lai | 2010-08-17 02:16 | ライの日記
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